矯正の治療期間が長くなる理由
皆さんこんにちは。
髙野デンタルオフィス・矯正歯科です。
歯並びの乱れは、「口元のコンプレックス」になりやすいです。
出っ歯や乱ぐい歯が恥ずかしくて、自然に笑えなくなっている人も少なくありません。
そんな歯列不正は、出来ることなら治療で改善したい人が大半かと思います。
ただ、歯列矯正を受けるとなると、「数年に及ぶ治療期間が不安」で、なかなか一歩踏み出せないことも多いですよね。
あるいは、なぜそんなに長い期間を要するのか疑問に感じている方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、「矯正の治療期間が長くなる理由」について、わかりやすく解説します。
歯並びは自力で改善することは不可能です。
なぜなら、歯はとても硬い顎の骨に埋まっているからです。
それを強引に動かそうとすれば、歯が折れたり抜けたりするだけです。
そこで気になるのが矯正治療による「歯の動かし方」ですよね。
顎の骨に埋まっている歯を移動させるためには、「道」を作らなければなりませんよね。
これは骨を吸収させることで実現します。
けれども、吸収させるだけでは、顎の骨がどんどんなくなっていってしまい、矯正治療どころではなくなります。
そこで必要となるのが「骨の再生」です。
矯正治療では、歯が移動する先の骨が吸収され、その後ろでは骨の再生が起こります。
そうした「骨のリモデリング」と呼ばれる現象が必要となることから、矯正治療には長い期間を要するのです。
歯並びを改善する方法としては、セラミック矯正など他にもいくつかありますが、「根本から解決できる」のは矯正治療だけです。
それだけに比較的長い時間もかかってしまいます。
ただ、それによって「一生涯、美しい歯並びを維持できる」のなら、数年間の治療期間もそれほど長くは感じないのではないでしょうか。
このように、適切な矯正治療を行うとなると、どうしても数年単位の期間が必要となります。
ケースによっては部分矯正などを適応することで、治療期間を短縮させることも可能です。
いずれにせよ、歯列矯正の治療期間に不安のある方は、一度当院までご相談ください。
患者さまがご納得いただける治療法をご提案します。
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